直近の統計データ
山口県感染症情報センターの 地域別統計 をご覧ください。
主な疾病の登校・登園のめやす
学校などで流行が起こった場合にその流行を防ぐために、必要があれば、校長が学校医の意見を聞き、感染症としての措置を講じることもあります。
疾患 | 感染経路 | 潜伏期間 | 感染期間 | 備考 | 登校・登園の目安 |
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麻しん (はしか) | 空気 飛沫 接触 | 10~12日 | 発熱出現1〜2日前から発疹出現後の4日間 | 接触後72時間以内にワクチンを接種することで発症の予防、症状の軽減が期待できる | 解熱した後、3日を経過するまで |
風しん | 飛沫 | 14~21日 | 発疹出現前7日から発疹出現後7日間まで | 妊娠初期に罹ると先天性風疹症候群のリスクあり | 発疹が消失するまで |
水痘 (みずぼうそう) | 空気 飛沫 接触 | 11~21日 | 発疹の出現する1〜2日前から全ての発疹が痂皮化するまで | 接触後72時間以内にワクチンを接種することで発症の予防、症状の軽減が期待できる | すべての水疱が痂皮化するまで |
流行性耳下腺炎 (おたふくかぜ) | 飛沫 接触 | 14~24日 | 耳下腺腫脹前7日から腫脹後9日(腫脹3日前から腫脹後4日間は感染力強い) | 無菌性髄膜炎や難聴(片側性)にも注意 | 耳下腺,顎下腺又は舌下腺の腫脹が発現した後5日を経過し,かつ,全身状態が良好になるまで |
季節性 インフルエンザ | 飛沫 接触 | 1~3日 | 症状がある期間(発症24時間前から発病3日程度までが感染力強い) | 発症した後5日を経過し,かつ,解熱した後2日(幼児にあっては,3日)を経過するまで | |
咽頭結膜熱 (プール熱) | 飛沫 接触 | 5~7日 | 咽頭から2週間、便から数週間 ウイルス排出(急性期の最初の数日が感染強い) | 主症状が消失した後、2日を経過するまで | |
アデノウイルス 感染症 | 飛沫 接触 | 5~7日 | 咽頭から2週間、便から数週間 ウイルス排出(急性期の最初の数日が感染強い) | 主症状が消失した後、2日を経過するまで | |
百日咳 | 飛沫 接触 | 7~10日 | 3週間。有効抗生剤内服開始後は1週間 | 乳児期早期では無呼吸発作も | 特有の咳が消失するまで又は5日間の適正な抗菌性物質製剤による治療が終了するまで |
経路と感染期間
疾患 | 感染経路 | 潜伏期間 | 感染期間 | 備考 | 登校・登園の目安 |
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ヘルパンギーナ | 飛沫 経口 (飛沫感染が主) | 2~4日 | 咽頭:2〜3日 便:2〜4週 | 不顕性感染が多い | 解熱して元気になるまで |
手足口病 | 飛沫 経口 (飛沫感染が主) | 3~5日 | 唾液には1週間未満 便には数週間 ウイルス排出 | 不顕性感染が多い | 解熱して元気になるまで |
伝染性紅斑 (りんご病) | 飛沫 | 10~20日 | カタル症状4〜5日発疹期はウイルス排出なし | 妊婦は接触を避ける | 登校・登園 可 |
溶連菌感染症 | 飛沫 接触 (飛沫感染が主) | 2~5日 | 有効治療開始後24時間まで | 発疹を伴うものあり | 治療開始後24時間を経て、全身状態が良く主治医が登園、登校してさしつかえないと認めたとき |
流行性 嘔吐下痢症 | 経口 飛沫 (経口感染が主) | 1~3日 | 症状のある間(便中にウイルス排出) | 流行は冬に多い(ロタウイルス、ノロウイルス、アデノウイルスなど)下痢便が白くなることあり | 主症状がほとんど消失し主治医が登園、登校してさしつかえないと認めたとき |
マイコプラズマ 肺炎 | 飛沫 接触 (飛沫感染が主) | 14~21日 | 発病前1週から発病後1〜3ヶ月 | かぜ症状程度のことあり | 主症状がほとんど消失し主治医が登園、登校してさしつかえないと認めたとき |
伝染性膿痂疹 (とびひ) | 接触 | 14~21日 | 病変持続期間 | 夏に多い | 登校・登園 可。他者への感染防御が必要 |
アタマジラミ | 接触 | 10~14日 | 虫卵を一斉駆除が必要 | 登校・登園 可。他者への感染防御が必要 | |
伝染性軟属腫 (みずいぼ) | 接触 | 2~7週間 | 不明 | 水遊び禁止の必要なし。ビート板、タオルは共用を避ける。 | 登校・登園 可 |